2021年最初の上場承認
2021年の最初の上場承認は㈱アールプランナー。
市場はマザーズ。証券会社は野村、監査法人は太陽。
名古屋で戸建住宅事業等を不動産会社。
特徴は「注文住宅」×「分譲住宅」×「不動産仲介」のビジネス展開(ワンストップ・プラットフォーム戦略)とのこと。
開示府令では、資本の財源及び資金の流動性についての分析は、「資金調達の方法及び状況並びに資金の主要な使途を含む資金需要の動向についての経営者の認識を含めて記載する」こととなっており、財務戦略の基本的な考え方、成長投資、手元資金、株主還元の方針、設備投資の水準に関する経営者の考え方なんかも記載することが望ましいとされています。
しかし、「当社グループの主な資金需要は、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金、事業用地・物件の取得及び住宅展示場・不動産店舗等の開設を行うための設備投資であります。これらの資金需要は自己資金及び金融機関から調達した有利子負債等を充当しております。」のみ。
不動産業ということもあり(借入・社債合計9,513百万円、総資産の63%)、資金調達は重要な情報と思われ、もう少し、 事業用地等の取得資金の調達方針(金融機関からの調達余力の見解とか、手元資金水準に関する方針)とか、記載してほしい気がします。